この記事について
- 最新規格Wi-Fi6対応のエントリーモデル無線LANルーター「TP-Link Archer AX20」をご紹介します!
- 「1.5 GHzクアッドコアCPU」×「Wi-Fi6」×「WPA3」のハイスペックWi-Fiルーターが8千円台で手に入る!
- 従来機であるArcher AX10よりパワーアップ!
【TP-Linkとは?】
TP-Linkは、無線LAN機器で世界シェアNo.1を誇るネットワーク関連機器メーカー。当サイトでは、以前にも
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Archer AX20のスペック・特徴
まずはTP-LinkのWi-Fi6ルーター「Archer AX20」のスペック(仕様)と特徴を紹介します。Wi-Fi6(11ax)対応
なんといっても、最新規格のWi-Fi6(IEEE 802.11ax)に対応したWi-Fiルーターであることが特徴です。最近はWi-Fi6対応の機器が増えてきています。例えば、
- スマートフォン
- Xperia 1 II、Xperia 5 II、Galaxy S20、iPhone 12 Pro Max、iPhone 11、iPhone SE(第2世代)
- タブレット
- iPad Air(第4世代)、12.9インチiPadPro(第4世代)、11インチiPadPro(第2世代)
- ゲーム機
- PS5(プレイステーション5)
Wi-Fi6になると何が良いのか?Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)のポイントを3つ紹介していきます。
Wi-Fi6のメリット① 通信速度が高速
従来規格Wi-Fi4やWi-Fi5よりも高速化し、動画やゲームで通信するときの待ち時間を減らすことができます。Wi-Fi6のメリット② 同時通信が快適
スマホ、PC、テレビ、ゲームなど…気づいたらWi-Fiを必要とする機器が数十台!というケースが多くあります。そこでWi-Fi6には、同時通信する複数端末の高速化・低遅延を実現する「OFDMA」が採用されています。他の家族が、ゲームや動画視聴、Zoom/Skypeなどのミーティングを利用しても、それぞれ安定した通信を行うことができます。 eスポーツやテレワーク/在宅勤務に最適です!
Wi-Fi6のメリット③ 省電力
通信が快適になるだけでなく、Wi-Fi6にはバッテリーを節約する「TWT(Target Wake Time)」という技術が採用されています。これにより、Wi-Fiルーターと端末が通信するタイミングを最適化することで、通信が不要のときに通信機能をスリープ状態へ移行させることができます。つまり、消費電力を抑えることができ、バッテリーが長持ちします。
WPA3対応
最新のセキュリティプロトコルである「WPA3(Wi-Fi Protected Access 3)」に対応しています。今まではWEP、TKIP、そしてWPA2などが使用されてきましたが、さらにセキュリティを強化したWPA3という規格があります。より安全なパスワードの暗号化と強化された保護により、辞書攻撃・総当たり攻撃などから我々を守ってくれます。
クアッドコアCPU搭載
「クアッドコアCPU」つまりCPUを4つ搭載しているため、高速処理が可能です。遅延を少なくし、スムーズにデータ通信することができます。なお、従来機Archer AX10では、トリプルコアCPU(3つ)なので、Archer AX20より処理速度が劣ります。
特徴は他にもいろいろ
他にも、VPNサーバー機能なども搭載し、保証が業界最長クラスの3年間有効であることなど、さまざまな特徴があります。詳しくはTP-Link公式HP・Archer AX20製品ページをご覧ください。Wi-Fi6対応の無線ルーターは、約1万~4万円と価格が高い傾向にあります。そんな中でもArcher AX20は、ハイスペックでありながら8千円台という安い価格設定です。まさにコスパに優れた無線LANルーターであると言えるでしょう。
Archer AX20の本体・付属品
開封・付属品
ここまで様々な特徴を解説してきましたが、さっそく「Archer AX20」の実機を開封していきたいと思います。 新しい製品を開封するときは、いつもワクワクしてしまいます!箱の裏面にもArcher AX20の機能や特徴が説明されている。
1つ1つが丁寧に梱包されています。
付属品に関しては、基本的にどこのメーカーさんでも同じだと思いますが、一応紹介しておきます。
Archer AX20の同梱物・付属品
Wi-Fi情報カードには、Wi-FiのSSIDとパスワードが記載されています。大切な情報が書いてあるカードですが、間違えて捨ててしまっても大丈夫。ルーターの底面にもSSIDとパスワードがきちんと記載してあります。
- 無線LANルーター本体
- 電源アダプター
- LANケーブル
- かんたん設定ガイド(説明書)
- Wi-Fi情報カード
ルーター本体の外観
ルーター本体は、なんといっても4本のアンテナが特徴。「ビームフォーミング」に対応し、スマホなどの端末に向けて電波を送信してくれます。これならWi-Fiの電波が遠くまで届きそうですね!前面にはLEDを搭載。LEDはオフにすることもできるので、夜間でも眩しくありません。
左から「WPS/Wi-Fiボタン」「リセット」「LEDボタン」「USB2.0ポート」「ギガビットWANポート×1」「ギガビットLANポート×4」「電源ボタン」「電源アダプタ差込口」
ルーターの底面も見てみましょう。ルーターの底面にもSSIDとパスワードが記載されてあります(隠してある部分)。
また、Archer AX20の底面には壁かけ用フックがあります。このフックを使えば、壁にかけることもできます。
基本的に、AX20は底面を下にして置きますが、TP-Linkの無線LANルーター専用スタンド(別売)を使えば立たせることもできます。
Archer AX20の接続設定
ここでは、Archer AX20の初期設定を紹介していきます。専用アプリTetherで設定
① TP-Link Tetherアプリを使用します。以下からダウンロード&インストールしてください。② アプリを起動し、TP-Link IDでログインします。
③ アプリの+ボタンをタップし、ルーター > ワイヤレスルーター を選択。その後、手順に沿ってインターネット接続設定をして、設定完了。
QoS(Quality of Service)や保護者による制限もできる
ウェブブラウザで設定
① PCやスマートフォン等を、Wi-FiかLANケーブルでルーターと接続します。② ChromeやSafariなどのWebブラウザを起動し、http://tplinkwifi.net か http://192.168.0.1 とアドレスバーに入力。管理画面を開き、管理用パスワードを作成しログインします。
③ 手順に沿ってインターネット接続設定をして、設定完了です!
※インターネット接続タイプを選ぶときは[自動検出]が便利。PPPoE接続の場合は契約プロバイダーの認証情報を入力する必要があります。
※動作モードは「ブリッジモード(アクセスポイントモード)」「ルーターモード」から選べます。
Archer AX20の通信速度
Wi-Fi6ルーターで皆さんがいちばん気になるのは、やはりインターネットの通信速度だと思います。ということで、ここでは
- Wi-Fi6非対応の無線LANカードSC-40NE「2」(NTTフレッツ光)
- Wi-Fi6対応のTP-Link Archer AX20
測定条件として、チャンネルが重複しないように設定し、Wi-Fiルーターから約3mの位置で測定しました。インターネット速度テストツールは「Speedtest by Ookla」をiPad Pro(2020)にインストールしました。
Wi-Fi周波数2.4GHz、5GHzどちらにおいても通信速度が向上しました。
- 2.4 GHz
- ダウンロード +29.0 Mbps
- アップロード +52.6 Mbps
- 5 GHz
- ダウンロード +14.0 Mbps
- アップロード +136 Mbps
TP-Link Archer AX20レビューまとめ
この記事では、低価格でWi-Fi6/WPA3に対応したWi-Fiルーター「TP-Link Archer AX20」を紹介しました。ハイスペックであるにも関わらず、低価格を実現しているのが何と言ってもスゴイところ。他のWi-Fi6ルーターは大体1万円~3万円程度の価格で販売されています。
「1.5 GHzクアッドコアCPU」×「Wi-Fi6」×「WPA3」で1万円を切ったルーターはなかなか無いと思われます。コスパ最強のルーターです!
専用アプリでは、ルーターの設定から接続端末などの管理までカンタンに行うことができます。
実際に、我が家で測定した通信速度も満足いく数値が出ました。
速度が速いだけでなく、安心安全の最新セキュリティ規格WPA3にも対応しています。
長く使うであろうWi-Fiルーターであるからこそ、将来を見据えて、最新規格に対応したルーターに買い替えてみてはいかがでしょうか?
以上「Archer AX20|AX1800デュアルバンドWi-Fi6ルーター」の紹介でした。