記事の内容
- Wi-Fi6とIPv6(IPoE)対応の最新Wi-FiルーターTP-Link Archer AX73レビュー!
- 合計5,400Mbps&最大接続80台で余裕のある高性能
- 実機を開封して使ってみた感想をお伝えします!通信速度めっちゃ速くなった!
TP-Linkとは?評判は?
TP-Linkは1996年に設立された、無線LAN業界で世界シェアトップを誇るメーカーです。 Amazonの無線・有線LANルーター売れ筋ランキングを見ると、上位10位のうちTP-Linkは6製品がランクイン(2021年8月11日時点)しており、人気であることがわかります。 また、2011年に世界シェアNo.1を獲得して以来、10年連続No.1を獲得。TP-Linkの「①品質にこだわった開発」「②業界トップのチップセット搭載」「③ユーザー目線での開発」「④優れたデザイン性」といった強みが高いシェアに繋がっています。 今回はそんなTP-Linkから発売されているWi-Fi6とIPv6 IPoEに対応した無線LANルーターArcher AX73をご紹介します。
この記事ではArcher AX73の仕様や特徴、実機の開封、通信速度の測定まで一通り紹介しますので、最後までぜひご覧ください!
Archer AX73のスペック|Wi-Fi6・IPv6プラスとは?
Archer AX73の仕様・スペック
Archer AX73は最新規格のWi-Fi6、IPv6プラス(IPoE)に対応し、高速通信することができます。また、最大接続台数80台とこれからの時代にピッタリのWi-Fiルーターです。※Wi-Fi6とIPv6プラス(IPoE)については以下で説明しているので、ご覧ください。
また、TP-Linkはサポートが充実しています!なんと3年保証がついてくるんです。万が一故障したときでも安心です。
製品名 | Archer AX73 |
---|---|
サイズ | 147.2×272.5×49.2 mm |
CPU | 1.5GHz トリプルコアCPU |
通信速度 | 4804Mbps(5GHz) +574Mbps(2.4GHz) |
接続台数 | 最大80台 |
Wi-Fi性能 | アンテナ本数6本、ストリーム数6本、MU-MIMO、OFDMA |
有線ポート | 1Gbps WAN×1、1Gbps LAN×4 |
USBポート | USB3.0×1個 |
メッシュWi-Fi | 対応 |
Wi-Fi6 | 対応 |
IPv6プラス(IPoE) | 対応 |
保証 | 3年間 |
IPv6 IPoE(v6プラス)とは?確認方法は?
IPv6 IPoEは次世代のインターネット接続方式です。近年、インターネット利用者数の増加やテレワークの推進、動画配信サイトの普及に伴い、従来のIPv4 PPPoEでは、夜間などの混雑時間帯は速度が低下することが多くあります。そのような場合でも次世代のIPv6 IPoEなら、混雑を回避して高速で通信することができます。「Archer AX73」はこの規格に対応しており、快適なインターネットを楽しむことができます。 ※IPv6 IPoEを利用するには、各自で回線の契約や利用手続きが必要です。フレッツ光、So-net光、ビッグローブ光、ドコモ光、@nifty光、楽天ひかりなどの各社でオプションが用意されています。サービスによっては無料でIPv6(IPoE)を利用できる場合もあるので、各社ホームページをチェックしてみてください。
IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)対応確認済みリスト-TP-Link
Wi-Fi6(11ax)とは?特徴は?
Wi-Fi6のメリット① 通信速度が高速
従来規格Wi-Fi4やWi-Fi5よりも高速化し、快適に通信できます。
Wi-Fi6のメリット② 同時通信が快適
Wi-Fi6には、同時通信する複数端末の高速化・低遅延を実現する「OFDMA」という機能があります。
家族が、ゲームや動画視聴、Zoom/Skypeなどのミーティングを利用しても、それぞれ安定した通信を行うことができます。 eスポーツやテレワーク/在宅勤務に最適!
Wi-Fi6のメリット③ 省電力
通信が快適になるだけでなく、Wi-Fi6にはバッテリーを節約する「TWT(Target Wake
Time)」という機能があります。これにより、消費電力を抑えることができ、バッテリーが長持ち!
Archer AX73の外観
それでは「Archer
AX73」の実機を開封していきます。
こちらが製品の外箱です。「たくさん繋がっても余裕な高性能」「さらに高速・広範囲・途切れない」という文言が記載されており、とても強そうな無線LANルーターという印象です!
箱の中に白い箱が入っています。しっかりと梱包されていますね。
箱の中に入っていたものを並べるとこんな感じ。
Archer AX73の同梱物・付属品
- Archer AX73 本体
- 電源アダプター
- LANケーブル
- かんたん設定ガイド
- Wi-Fi情報カード
付属しているLANケーブルのカテゴリ(規格)はCAT5eです。ギガビットイーサネットに対応しているので、快適に高速通信を行うことができます。
6本のアンテナが備わっており、いかにも電波が強そうです。そしてデザインは和風な感じ。まるで、鬼滅の刃の竈門炭治郎(市松模様)みたいです(笑)
インテリアとしてWi-Fiルーターを飾るのも良しですね!デザインだけでなく、排熱性能もバッチリ!
ルーター正面には以下のようなインジケーターランプがついています。
- 2.4GHz Wi-Fiランプ
- 5GHz Wi-Fiランプ
- インターネットランプ
- LANランプ
- USBランプ
- WPSランプ
そして、裏面には充実したインターフェイスがあります!
- LEDボタン
- WPSボタン…WPS接続を有効ボタン
- Wi-Fiボタン…Wi-Fi機能のON/OFFボタン
- リセット…工場出荷状態に戻すボタン
- LANポート[黄色]
- WANポート[青色]
- 電源スイッチ
- 電源端子
さらに、側面にはハードディスクやUSBメモリを接続するための
- USB3.0端子
がついています。USBポートを使えば、ファイルやメディア等を簡単に共有することができます。NAS(ネットワークドライブ)を設置したい人にもおすすめです。
Archer AX73の接続設定方法
初心者でも簡単!数分で終わります!
①配線と設置
まずは配線と設置を行います。Archer AX73とプロバイダーから提供されているモデムを接続します。詳しくはかんたん設定ガイドに分かりやすく載っていますので参照してください。
②Tetherアプリをダウンロード
付属のQRコードをスキャン、またはアプリストアから「Tether」をダウンロード・インストールします。
③アプリ起動
TP-Link IDでログイン(または新規作成)します。
④スマートフォンをWi-Fiに接続
ネットワーク名(SSID)とパスワードは、ルーターの底面と付属の「Wi-Fi情報カード」に記載してあります。
⑤アプリでルーターを選択
Wi-Fiに接続したら、再びTetherアプリを起動し、ルーターを選択します。その後、指示に従ってどんどん設定していきます!
⑥ルーターの管理用パスワード設定
お子さんや管理者以外が誤って設定を変更してしまわないように、管理用パスワード(ローカルパスワード)を設定します。
⑦インターネット接続タイプを選択
以下からインターネット接続タイプを選択します。どれなのかわからない人は「自動検出」を選択できるので安心です。
- 自動検出
- 手動設定:静的IP、動的IP、PPPoE、L2TP、PPTP、DS-Lite、v6プラス(MAP-E)
ポイント
v6プラスに対応しているWi-Fi6ルーターは意外と少ないです!
⑧Wi-FiのSSIDとパスワード設定
各自で好きな名前をつけます。パスワードも自分で変更できるので良いですね。
設定完了!お疲れさまでした!
Archer AX73スピードテスト
ここまで「Archer
AX73」のスペックや外観について紹介してきました。ここではスピードテストを実施してみたいと思います。通信速度がどのくらい出ているのか確認していきましょう!
比較対象として
- Wi-Fi5対応の無線LANルーター
を用意しました。Wi-Fi6とIPv6(IPoE,v6プラス)対応のArcher
AX73と比べていきましょう!今回はGoogleのインターネット速度テストを使用しました。我が家は、日本ネットワークイネイブラー株式会社のv6プラスを契約しています。
スピードテストの結果がこちら。左が従来機、右がArcher
AX73です。通信速度が2倍以上になっていることがわかります。最新Wi-Fiルーター恐るべし…!
これだけの速度が出れば、4K/8K動画やオンラインゲーム(Apex
Legendsなどなど)も超快適です!今後のことを見据えて、最新のルーターに買い換えるのもありだと思います。
Archer AX73レビューまとめ
Archer AX73のメリット
コストパフォーマンスの良さ
Archer AX73の一番の長所はコストパフォーマンスの良さです。Wi-Fi6(合計5,400Mbps)、IPv6
IPoEに対応しており、推奨利用環境は戸建て3階建て、マンション4LDK、最大接続台数80台です。Wi-Fi6対応かつ6本のアンテナ搭載で端末が多くても高速通信を実現。なんと価格は13,600円(税別)とコスパ最高です。
IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応
v6プラス・OCNバーチャルコネクト・DS-Liteに対応し、高速でインターネットに接続可能。混雑する回線を回避して高速で通信可能です。
広範囲をカバーしたい場合は中継器と連携できる
Archer
AX73はOneMesh™対応中継器と組み合わせることができます。家の隅々まで電波を行き届かせたい場合はぜひ導入を検討してみてください。対応製品は以下の通りです↓
Archer AX73のデメリット
設置場所を要確認
少しサイズが大きめなので、設置場所を確保しておいたほうが良さそうです(147.2×272.5×49.2mm)。ただ、ハイエンド機よりは小さめなので、手軽に設置できるかと思います。
TP-Link Archer AX73購入リンク
これを機にぜひ最新のルーター・技術を体験してみてください!最後までご覧いただきありがとうございました!
- Archer AX73 本体
- 電源アダプター
- LANケーブル
- かんたん設定ガイド
- Wi-Fi情報カード
v6プラスに対応しているWi-Fi6ルーターは意外と少ないです!