記事の内容
- Wi-Fi6とIPv6(IPoE)対応の最新Wi-FiルーターArcher AX55を開封レビュー
- 通信速度2402+574Mbpsで高速&快適
- 初期設定から通信速度の測定まで検証してみました
TP-Linkとは?評判は?
TP-Linkは、世界170か国以上・12億人以上にネットワーク製品を提供している世界No.1のメーカーです。2011年に世界シェアNo.1を獲得して以来、10年連続No.1を獲得しています。
TP-Linkの品質にこだわった研究開発、厳しい品質管理といった強みが高いシェアに繋がっています。日本にも現地法人を構えており、充実したサポート体制が備わっています。
今回は、そんなTP-Linkから発売されているWi-Fi6とIPv6 IPoEに対応したコスパの良い無線LANルーターArcher AX55をご紹介します。
この記事ではArcher AX55の仕様や特徴、実機の開封、通信速度の測定まで一通り紹介しますので、最後までぜひご覧ください!
Archer AX55のスペック|Wi-Fi6・IPv6プラスとは?
Archer AX55の仕様・スペック
Archer AX55は最新規格のWi-Fi6、IPv6プラス(IPoE)に対応し、高速通信することができます。また、最大接続台数48台とたくさんの機器を接続でき、これからの時代にピッタリのWi-Fiルーターです。※Wi-Fi6とIPv6プラス(IPoE)については以下で説明しているので、ご覧ください。
また、TP-Linkはサポートが充実しています!なんと、3年保証がついてくるんです。万が一故障したときも安心です。
Wi-Fi6 | 対応 |
---|---|
通信速度 | 2402Mbps(5GHz)+574Mbps(2.4GHz) |
IPv6 IPoE | 対応 |
プロセッサー | デュアルコアCPU |
セキュリティ | WPA3, WPA2, WPA, WEP |
有線ポート | 1Gbps WAN×1、1Gbps LAN×4 |
USBポート | USB3.0×1 |
接続台数 | 最大48台 |
サイズ | 261.1×134.5×41.0 mm |
保証 | 3年間 |
IPv6 IPoE(v6プラス)とは?確認方法は?
IPv6 IPoEは次世代のインターネット接続方式です。近年、インターネット利用者の増加や在宅勤務の推進、動画配信サービスの普及に伴い、従来のIPv4 PPPoEでは、夜間などの混雑時間帯は速度が低下することが多くあります。
そこで、次世代のIPv6 IPoEを利用すれば、混雑を回避して高速で通信することができます。「Archer AX55」はこの規格に対応しており、快適なインターネットをお楽しみいただけます! ※IPv6 IPoEの利用には、回線の契約や利用手続きが必要です。フレッツ光、So-net光、ビッグローブ光、ドコモ光、@nifty光、楽天ひかりなど各社でオプションが用意されています。無料でIPv6(IPoE)を利用できる場合もあるので、各社のホームページをチェックしてみてください。
参考:IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)対応確認済みリスト-TP-Link
Wi-Fi6(11ax)とは?特徴は?
Wi-Fi6のメリット① 通信速度が高速
従来規格Wi-Fi4やWi-Fi5よりも高速化し、快適に通信できます。Wi-Fi6のメリット② 同時通信が快適
Wi-Fi6には、同時通信する複数端末の高速化・低遅延を実現する「OFDMA」という機能があります。家族が、ゲームや動画視聴、Zoom/Skypeなどのミーティングを利用しても、それぞれ安定した通信を行うことができます。 eスポーツやテレワーク/在宅勤務に最適!
Wi-Fi6のメリット③ 省電力
通信が快適になるだけでなく、Wi-Fi6にはバッテリーを節約する「TWT(Target Wake Time)」という機能があります。これにより、消費電力を抑えることができ、バッテリーが長持ち!Archer AX55を開封|外観・付属品
それでは「Archer AX55」の実機を開封していきます。こちらが製品の外箱です。「さらに高速・広範囲・途切れない」という文言が記載されており、性能の良さが表現されています!
箱の中に白い箱が入っています。しっかりと梱包されていますね。
箱の中に入っていたものを並べるとこんな感じ。
Archer AX55の同梱物・付属品
付属しているLANケーブルのカテゴリ(規格)はCAT5eです。ギガビットイーサネットに対応しているので、快適に高速通信を行うことができます。
- Archer AX55 本体
- 電源アダプター
- LANケーブル
- かんたん設定ガイド
- Wi-Fi情報カード
こちらがAX55の本体。4本のアンテナが備わっており、遠くまでWi-Fiを飛ばすことができます。そして、和風なデザインが特徴的。インテリアとしてWi-Fiルーターを飾るのも良しですね!デザインだけでなく、排熱性能もバッチリ!
ルーター正面には、以下のような6つのインジケーターランプがついています。Wi-Fiルーターの状態をここで確認することができます。
- 電源ランプ
- 2.4GHz Wi-Fiランプ
- 5GHz Wi-Fiランプ
- インターネットランプ
- LANランプ
- USBランプ
そして、裏面には充実したインターフェイスがあります!
- WPS/Wi-Fiボタン
- リセット
- USB3.0端子
- LANポート[黄色]
- WANポート[青色]
- 電源スイッチ
- 電源端子
「USB3.0端子」ではハードディスクやUSBメモリを接続することができます。USBポートを使えば、ファイルやメディア等を簡単に共有することができ、NAS(ネットワークドライブ)を設置したい人にもおすすめです。
Archer AX55の接続設定方法
初心者でも簡単!数分で終わります!
①配線と設置
まずは配線と設置を行います。Archer AX55とプロバイダーから提供されているモデムを接続します。詳しくはかんたん設定ガイドに分かりやすく載っていますので参照してください。②Tetherアプリをダウンロード
次に付属のQRコードをスキャン、またはアプリストアから「Tether」をダウンロード・インストールします。③アプリ起動
TP-Link IDでログイン(または新規作成)します。④スマートフォンをWi-Fiに接続
ネットワーク名(SSID)とパスワードは、ルーターの底面と付属の「Wi-Fi情報カード」に記載してあります。⑤アプリでルーターを選択
Wi-Fiに接続したら、再びTetherアプリを起動し、ルーターを選択します。その後、指示に従って設定していきます。↓左上の時計で設定にかかる所要時間を確認してみてください!
⑥ルーターの管理用パスワード設定
お子さんや管理者以外が誤って設定を変更してしまわないように、管理用パスワード(ローカルパスワード)を設定します。画像は設定中の様子です。⑦インターネット接続タイプを選択
インターネット接続タイプを選択します。接続タイプなんてわからない!という方もいらっしゃるかと思います。でも大丈夫。「自動検出」で最適なものを選んでくれます。- 自動検出
- 手動設定…静的IP、動的IP、PPPoE、L2TP、PPTP、DS-Lite、v6プラス(MAP-E)
ポイント
v6プラスに対応しているWi-Fi6ルーターは意外と少ないです!
v6プラスに対応しているWi-Fi6ルーターは意外と少ないです!
⑧Wi-FiのSSIDとパスワード設定
SSIDとパスワードの設定です。Wi-Fiの名前とパスワードを設定します。初期設定の途中で、名前とパスワードを変更できるのは良いですね。 次へ進むと・・・
設定完了!お疲れさまでした!
たった数分で設定できました!
たった数分で設定できました!
Archer AX55スピードテスト
ここまで「Archer AX55」のスペックや外観について紹介してきました。次は、スピードテストを実施してみたいと思います。通信速度がどのくらい出ているのか確認していきましょう!今回は、Googleのインターネット速度テストを使用しました。なお、我が家は、日本ネットワークイネイブラー株式会社のv6プラスを契約しています。
スピードテストの結果がこちら。Archer AX55では、ダウンロード480Mbps、アップロード254Mppsという結果になりました。 環境によって速度は異なりますが、これだけの速度が出れば、4K/8K動画やオンラインゲーム(Apex Legends、Fortniteなど)も超快適にプレイできます!今後のことを見据えて、最新のルーターに買い換えるのもありだと思います。
最新Wi-Fiルーター恐るべし…!
Archer AX55レビューまとめ
Archer AX55のメリット
コストパフォーマンスの良さ
Archer AX55の一番の長所はコストパフォーマンスの良さです。Wi-Fi6(合計2,976Mbps)、IPv6 IPoEに対応しており、推奨利用環境は戸建て3階建て、マンション4LDK、最大接続台数48台です。Wi-Fi6対応かつ4本のアンテナ搭載で端末が多くても高速通信を実現。なんと価格は10,780円(税込)とコスパ最高です。IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応
v6プラス・OCNバーチャルコネクト・DS-Liteに対応し、高速でインターネットに接続可能。混雑する回線を回避して高速で通信可能です。広範囲をカバーしたい場合は中継器と連携できる
Archer AX55はOneMesh™対応中継器と組み合わせることができます。家の隅々まで電波を行き届かせたい場合はぜひ導入を検討してみてください。対応製品は以下の通りです↓Archer AX55のデメリット
上位機種と比較すると…
以前紹介した「Archer AX73」や「Archer AX90」と比較すると、通信速度や処理性能が劣ります。ところが、今紹介した2機種はどちらも高価格帯の上位モデルなので、値段相応と言えます。
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これを機にぜひ最新のルーター・技術を体験してみてください!最後までご覧いただきありがとうございました!