M.2 SSDをクローン作成する方法は?4DDiG Partition Managerのレビュー

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レビュー記事の内容(評価★4.5/5)
  • データ移行 や HDD→SSD換装が簡単に!
  • ディスクパーティション管理ツール 4DDiG Partition Manager レビュー
  • 無料版・ライセンス版の違いは?

はじめに|SSDクローンとは?

パソコンの性能を向上させるために、SSDやM.2 SSDへの換装を検討している方も多いと思います。M.2 SSDは、従来のSATA SSDやHDD(ハードディスクドライブ)よりも高速なストレージデバイスです。しかし、M.2 SSDへの換装には、既存のデータやOS(オペレーティングシステム)を移行する必要があり、手間がかかります。その際に便利なのが、クローン作成という方法です。

クローン作成とは、既存のストレージデバイスから新しいストレージにデータやOSを完全にコピーすることです。これにより、新たなストレージに換装した後も、パソコンの環境や設定をそのまま引き継ぐことができます。また、M.2 SSDから他のM.2 SSDにデータやOSを移行する場合も、クローン作成が有効です。

しかし、SSDのクローン作成には、専用のソフトウェアやハードウェアが必要です。また、操作方法も注意が必要です。そこで、この記事では、クローン作成について詳しく解説します。また、「4DDiG Partition Manager」というSSDやHDDなどのストレージデバイスを簡単に管理できるソフトウェアを使って、実際にSSDのクローン作成する方法も紹介します。この記事を読んで、M.2 SSDのクローン作成に挑戦してみましょう。

SSDのクローンのやり方

クローン作成に必要なもの

クローン作成を行う前に、以下のものを準備する必要があります。

パソコン本体

パソコン本体は必須です。今回はWindows11のデスクトップPCを使用します。

SSD

クローンの作成先のSSDが必要です。HDDでも出来ますが、読み書き速度は遅いです。SSDに慣れるとHDDには戻れないくらい快適なので、SSDをおすすめします。SSDの中でも、M.2 SSDであればさらに高速です!なお、容量はクローン元と同じかそれ以上である必要があります。

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SATA⇔USB変換ケーブル

SSD(SATA)をUSBで接続する際に使用します。いちいちPCケースの蓋を開けなくても接続できるので便利です。

持ってると便利!

SSDにクローンする手順

一般的にクローンを作成する手順を簡単にご説明します。

  1. バックアップ:大切なデータは事前にバックアップしておきましょう。万が一のデータ損失を防ぐためです。
  2. SSDの接続:SSDをPCに接続します。デスクトップPCの場合は、SATAケーブルを使用して内部に接続します。ノートPCの場合は、USB to SATAアダプタを使用して外部から接続します。
  3. クローニングソフトウェアの準備:クローニングを行うためのソフトウェアを用意します。例えば、EaseUS Todo Backup、Acronis True Imageなどがあります。
  4. クローンの実行:クローニングソフトウェアを起動し、クローニング元のHDDとクローニング先のSSDを選択します。そして、「クローン」または「コピー」などのオプションを選択して、クローニングを開始します。
  5. ブート順序の変更:クローニングが完了したら、PCのBIOSまたはUEFI設定に入り、ブート順序を新しいSSDに変更します。
  6. 再起動:設定を保存し、PCを再起動します。これで、新しいSSDからOSが起動するはずです。

なお、メーカーやモデルによって異なる場合があります。続いて、実際にソフトウエアを使ってクローンを作成する手順をご紹介します。

「4DDiG Partition Manager」でM.2 SSDをクローン作成する方法(実験内容)

4DDiG Partition Managerとは?

「4DDiG Partition Manager」とは、ストレージデバイスの管理や最適化ができるソフトウェアです。以下のような機能があります。

  • ディスククローン:ストレージデバイスから別のストレージデバイスにデータやOSを完全にコピーできます。M.2 SSDへの換装やバックアップに便利です。
  • パーティション操作:ストレージデバイスの領域(パーティション)の作成や削除、サイズ変更や移動、フォーマットやラベル変更などができます。ストレージデバイスの容量や性能を最適化できます。
  • ディスク操作:ストレージデバイス全体の初期化や消去、表面検査や修復などができます。ストレージデバイスの安全性や信頼性を向上できます。

「4DDiG Partition Manager」は、Windows Windows 11/10/8.1/8/7に対応しています。また、SATA SSDやHDDだけでなく、M.2 SSDやNVMe SSDなどの最新のストレージデバイスにも対応しています。このソフトウェアは、ストレージデバイスの管理に必要な機能をほぼ網羅しており、使いやすいインターフェイスを備えています。この記事では、このソフトウェアの「ディスククローン」機能を使って、M.2 SSDをクローン作成する方法を紹介します。

4DDiG Partition Managerの機能

「4DDiG Partition Manager」の機能は、以下のように分類されています。

カテゴリ 機能
システムをSSD/HDDに移行 Windowsシステムやアプリケーションを再インストールすることなく、OSをより大容量のSSDに移行するのに役立ちます。
より大容量のディスクにアップグレード あるドライブから別のドライブにデータを簡単かつ安全にコピーまたは転送できます。このクローン作成機能を使用すると、データを失うことなくデータをバックアップし、より大容量のハード ドライブにシームレスにアップグレードできます。
ディスクパフォーマンスを高速化 このパーティション管理ツールで、パーティションのサイズ変更・拡張・分割・結合・作成、削除・フォーマットを柔軟に行い、ディスクスペースを最適化し、ディスクパフォーマンスを高速化させます。

これらの機能は、メイン画面の左側にあるメニューから選択できます。また、メイン画面の中央には、接続されているストレージデバイスの一覧が表示されます。各ストレージデバイスには、容量や使用状況などの基本情報が表示されます。また、各ストレージデバイスを右クリックすると、そのストレージデバイスに対応する操作が表示されます。このように、「4DDiG Partition Manager」は、直感的に操作できるソフトウェアです。

4DDiG Partition Managerの使い方|

「4DDiG Partition Manager」の「ディスククローン」機能は、ストレージデバイスから別のストレージデバイスにデータやOSを完全にコピーできる機能です。この機能を使って、M.2 SSDをクローン作成する方法を紹介します。

0.準備

まず準備として先ほど説明した「バックアップ」「SSDの接続」をやっておきましょう。

1.ダウンロード・インストール

「4DDiG Partition Manager」公式サイトからダウンロードを行います。その後、exeファイルを実行すると以下のような画面になります。

インストールはすぐ終わります。

2.トップ画面|ディスクのクローン

「4DDiG Partition Manager」のTOP画面です。とてもシンプルでわかりやすい構成になっています。今回はクローンなので、「ディスクのクローン」を選択します。

3.元ディスクとクローン先ディスクの選択

続いて、ソースディスク(クローン元)とターゲットディスク(クローン先)を選択します。ディスク容量は、ソースディスク≦ターゲットディスクである必要があります。

4.クローン開始

「はい」を選択するとクローンが始まります。

いかがだったでしょうか。「4DDiG Partition Manager」を使えば、意外と簡単にクローン作成ができます。

なお、「4DDiG Partition Manager」には、「パーティションクローン」と「システムクローン」という機能もあります。「パーティションクローン」は、ストレージデバイス内の特定のパーティションだけをコピーできる機能です。「システムクローン」は、OSやアプリケーションなどのシステム関連のデータだけをコピーできる機能です。これらの機能も、「4DDiG Partition Manager」の試用版で利用できます。

4DDiG Partition Managerの使用感レビュー

「4DDiG Partition Manager」は、ストレージデバイスの管理や最適化に必要な機能が豊富に揃っているソフトウェアです。特に、「ディスククローン」機能は、M.2 SSDへの換装や移行に非常に便利です。この機能を使って、私は自分のパソコンのストレージデバイスをM.2 SSDに変更しました。その結果、パソコンの起動時間やアプリケーションの動作速度が大幅に向上しました。また、データやOSの移行も簡単にできました。操作方法もわかりやすく、エラーやトラブルもありませんでした。

「4DDiG Partition Manager」は、他のストレージデバイス管理ソフトウェアと比べても、優れた性能と安定性を持っています。また、UIもシンプルで直感的です。初心者から上級者まで、幅広いユーザーにおすすめできるソフトウェアだと思います。

4DDiG Partition Managerのライセンス購入

製品版と試用版の違い

「4DDiG Partition Manager」は、有料版(ライセンス版)と無料試用版の2種類があります。無料版は以下のような制限があります。

  • クローン作成ができない
  • >

一方で無料版でできることは以下の通りです。

  • フォーマット(データ全削除)
  • ドライブレター変更(例えば、EドライブをDドライブに変更するなど)

有料版(ライセンス版)は、以下のような特徴があります。

  • 全ての機能を無制限に利用できる
  • 無料アップデートとテクニカルサポートを受けられる

価格は、以下のようになっています。

プラン 価格 利用期間 台数
無料版(試用版) ¥0 無期限 1台
月間ライセンス版 ¥6,028→¥1,446 1ヶ月毎に更新 1台
年間ライセンス版 ¥12,320 1年毎に更新 1台
永久ライセンス版 ¥19,030 無期限(生涯無料アップグレード) 1台

製品版を購入するには「4DDiG Partition Manager」の公式サイトからオンラインで購入できます。支払い方法は、クレジットカードやPayPalが対応しています。注文後、メールでライセンスコードが送られます。そのライセンスコードを入力することで、有料ライセンス版にアップグレードできます。

クローンソフト4DDiG Partition Managerレビューまとめ

M.2 SSDへの換装や移行は、「4DDiG Partition Manager」を使えば簡単にできます。「4DDiG Partition Manager」は、ストレージデバイスの管理や最適化に必要な機能を備えた優秀なソフトウェアです。試用版でも一部の機能を利用できますが、製品版を購入すれば、全ての機能を無制限に利用できます。パソコンの性能を向上させたい方は、「4DDiG Partition Manager」をぜひ試してみてください。

Tenorshare 4DDiG リンク先

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ばやし

理系大学院修士課程修了の20代一般男性。2014年7月に当サイトを開設し、現在に至る。時間を見つけて更新しています。よろしくお願いします!


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